書籍情報
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著者 | ニコラス・G・カー、Nicholas Carr |
| 価格 | 2100 円 | |
| ISBN | 9784798116211 | |
| 出版社 | 翔泳社 | |
| 出版日 | 2008年10月10日 | |
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カスタマーレビュー (全 28 件 平均評価:
)
・神は電気技師からプログラマーへ 評価:
まず、コンピュータ発達の歴史をユーティリティー化した電気の歴史から説き起こす展開は秀逸である。電気とコンピュータの比喩自体は著者が発案したものではないが、インターネットが規模の経済を活かして発展していく過程がこれまでの類書とは比較にならないくらいすんなり理解できた。技術畑の人はそうでもないかもしれないが、自分のような文系出身の人間には技術に偏りすぎると発展の歴史がよく見えなくなってしまう。ただユーティリティコンピューティングの特質というものはこれからの情報社会を考える上で押さえておかなければならないものであろう。集中か分散か。比喩に使われた電力の世界ではインターネットの技術を用いたスマートグリッドが注目されているのはある種の皮肉にも感じる。
バラ色の未来を期待させ、次第に現実の厳しさに戻していく中盤以降も一気に読み通すことが出来た。この辺りは技術的な話も多くなり少しわかりにくいところもあったが、インターネットというものの特質や行く先について見識を深めることが出来る。ユーティリティーコンピューティングの先にはどのような世界が待っているのか。インターネットは元々支配の道具であったことや、いまや人間がコンピュータを働かせるのではなく、コンピュータが人間を働かせるような時代になってきたことは大きな示唆を与える。ユーティリティコンピューティングが電気や空気のような当たり前の存在になり、これまでにない局面を開きつつあるといえるだろう。人間がインターネットと融合される世界。良い世界変わる世界かはわからない。わかっていることはそれが当然のこととなり良いも悪いもない時代が来ることだけである。
・ちょっと期待はずれだった。 評価:
本書の前半は、ネットワークインフラの広がりを、電力供給網が整備された歴史的背景を例にしてだらだら書いただけで、クラウドの現状については特に記載されていない。
クラウドの発展の経緯や発展するための原動力となった集団的知性の概念について知りたいならば、この本はお勧めできない。
「ウィキノミイクス」や「クラウドソーシング」のほうがクラウドの発展した経緯や現状について書かれている。ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ
クラウドソーシング―みんなのパワーが世界を動かす (ハヤカワ新書juice)
・ここ,これを行え,あちら 評価:
「リンクを重ねるたびに,我々の頭脳は「“ここ(HERE)”で見つけたもので“これを行え(DO THIS)”,その結果を受けて,“あちら(THERE)”に行く」ように訓練される(p.275)」「ここ」と「あそこ」をつなげていく人工知能的思考を人間が行うこと.最後の章「iGOD」に書かれた人間の思考法の変化が,もしかしたらクラウドの中で起きているとしたらと考えるととても興味深い.技術が社会的構造を変化させて,それらが人間の思考法も変化させて,また技術が変化していく.ビジネス書かと思って読んだけど,いろいろな事例が紹介された後に,あなたの思考法も変わっているかもしれませんよとそっと差し出されて,うーんと考え込んでしまった.
・目の付け所はどこか? 評価:
本書の良さは他の方々のレビューに詳しい。
わざわざ追加する理由は、一つ。プロローグにあるサリヴァンの言葉「あなたが書いた通りのことを、我々はやっているんですよ。この本は我々のビジネスそのものです。」が真実だからである。
本書が指摘する技術動向にまつわる特徴(規模の経済、WWCなど)だけではなく、予想される問題点(コンテンツのバラ売りなど)や注目していない事柄(教育など)からこそ、日本発ベンチャーが世界事業を独創する種が生まれるからである。
・クラウド化の背景や今後のコンピューティングと社会とのかかわりを書いた一冊 評価:
今後、コンピューティングのクラウド化が進むであろうという根拠を、発電の中央集権化との相違点を用いて説明しているほか、クラウド化のみならず、グーグルやユーチューブの例を用いて、今後のコンピューティングが、社会生活にどのような影響を与えるかについて書かれた一冊。原書の『The BIG SWITCH』という題名がぴったりです。
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