書籍情報


企業コンプライアンス (文春新書)

企業コンプライアンス (文春新書) image 著者後藤 啓二
価格756 円
ISBN9784166605279
出版社文藝春秋
出版日2006年9月
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カスタマーレビュー (全 4 件 平均評価:)

もうしわけないが、つまらなかったな。    評価:
 事例は、6つだけ。それも、試験答案のように、ほんの表面をなでただけ。印象としては、大学生の卒業論文みたいだった。つまり、分析して、なぜそんなことになってしまったのか、をじっくり考えることなく、いきなり、ああすべきだ、こうすべきだ、という青臭い主張が先走る。もちろん、まちがったことは書いてないし、このとおり、やらないよりやった方がいいとは思うのだが。  全体に、人間不在の話だなぁ、と思った。会社のトップだって、いろいろ派閥だの、後任人事だの、どろどろの思惑が渦巻いているもので、横からコンサル屋がきれいごとを言って、いくら正論でも、簡単にそのとおりにできるような状況にないのがふつうだもの。  まあ、よく整理されているから、勉強にはなるけど、本としては、きれいごとばかりで、読んでいて、つまんなかったな。同時に買った伊藤真『会社コンプライアンス』(講談社現代新書)の方が、いいよ。  

不祥事実例から見た内部統制システムの意義。    評価:
本書と同時に「コンプライアンスの知識」(日経文庫)、「会社コンプライアンス」(講談社現代新書)、「わかる!コンプライアンス」(PHP新書)も読んだが、いずれもそれぞれの切り口からコンプライアンスを捉えており面白い。しかし中でも本書は、企業不祥事の実例が詳しくしっかり書かれていること、そこから見た内部統制システムの意義、内部統制の中核のコンプライアンスとリスク管理、そして危機対応について納得性のある記述であることなどから本書が最も面白かった。しかしそれぞれの書にも特徴があり、必要とされる状況からその読み方によって、いずれの書も参考になるものである。

第4章が面白い    評価:
最初は、新聞記事を読んでいるような印象を持ちながら読み進んだ。事実を記載するだけで、見解などが平凡だった。 半ばでは、いろいろな分析や会社の組織として取り組み方を述べているが、「必要がある」「すべきである」「検討する」「重要である」といった抽象的な表現が多く、「そんなことは分かっているよ」と突っ込みたくなった。 しかし第4章の「危機対応時における的確、迅速な対応」では、具体的に「すべきこと」「してはいけないこと」が記載され、非常にためになった。この章がなければ、最低の☆をつけていたところだ。

コンプライアンスって思っていたより範囲が広い    評価:
著者は40代後半の元警察官僚、今は弁護士をしている。ここ数年の企業不祥事、ライブドア、三菱自動車、雪印、西武鉄道、松下電器、パロマ、耐震偽装を取り上げ何故そんなことが起こったかを説明。コンプライアンスとは事業活動を行っていく上での法令等や企業倫理を遵守する取り組みのことで、形だけつくっても駄目、それを機能させ、機能していることのチェックまでやる必要がある。 リスク管理、企業の社会的責任(CSR)、コーポレイトガバナンスとも密接な関係がある。昔と違って不祥事は発覚しやすく、世の中もそれを許さなくなっている。それでキチンとコンプライアンスを実行していないと取り返しのつかないダメージとなりますよ、実行はかくかくしかじかをやる必要があります・・というのがこの本。 でも、昔は1000に3つくらいが発覚、今は100に3つくらいが発覚するような気がして、このくらいでは、もうけ至上主義が是正されるとは思えない。最近も日本経団連会長会社他の一流メーカーで偽装請負が次々と発覚。やはり、ペナルティー付きの法律をもっともっと作ってもらわねば。以前国同士では内政干渉はいけないこととされていたが、権力者のやりたい放題の国がいつまでたっても絶えず、最近では内政干渉もあながち悪いことではなくなってきました。企業内や官庁の部署間も同じことで、不祥事や非行に対しては内政干渉すべきと思います。場合によっては学校や家庭もです、最近のいじめや虐待の放置事件をみると特にそう思います。 最後に、団塊の世代が企業のムラ社会に慣れ親しんで隠蔽やコンプライアンス軽視の元凶みたいな書き方はいかがなものでしょう。

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