書籍情報
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著者 | 櫻井 稔 |
| 価格 | 777 円 | |
| ISBN | 9784121018373 | |
| 出版社 | 中央公論新社 | |
| 出版日 | 2006年3月 | |
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カスタマーレビュー (全 2 件 平均評価:
)
・少し堅めの内部告発概論といったあたり。大学1年生の教科書としてよさげ。 評価:
そもそも内部告発の定義は?、歴史的には?、不正が行われるメカニズムは?、最近の事例は?、告発する前に考えるべきことは?、など、網羅的で非常にバランスがよく読みやすい。事例の羅列や著者の主張に終始するなんてこともなく読者にわかりやすく誤解のないよう説明するという書き方になっている。良心的な内容で説明も上手い。もちろん公益通報者保護法の条文も載っている。関連法令名一覧以外の索引はないが、目次を頼りにすれば知りたい内容に一瞬でたどり着ける作りになっていることも有難い。
専門的な法律議論や組織ぐるみの不正以前の未熟な組織は対象外のようだけど、200ページ程度でそこまで求めるのは酷だろう。「内部告発は割に合わない。だけど…」「経営陣やマスコミどころか監督官庁や裁判所もあてにならないかも…」という旨は当り前の指摘でありながら考えさせられた。僕が今までに読んだ4or5冊の中では一番のお薦めです。
僕は立ち読みせずにいきなり買ったんだけど、立ち読みするなら3ページちょっとの「はじめに」を読めば本書の良さは推測できるでしょう。大学1年生の教科書としてよさげと書いたものの、学生さんにとっては興味をそそられないものかもしれない。
・内部告発の「教科書」的な感じ 評価:
冒頭に内部告発の定義があり、前半は内部告発の事例、後半に06年4月施行の「公益通報者保護法」の重要な部分についての逐条的解説、簡潔かつ丁寧にまとめた感じの本。内部告発に関係する者はとりあえず本書を読んで同法や内部告発の概要を知りなさい、という感じだ。よく新法が出ると、お役人が法律の逐条解釈した本を出してるが、後半はそんなのに似ているかも。教科書的で、縁がない人が読んでもそんなには面白くないかも知れない。
ただ、最後にサービス残業など(著者は元労働基準監督官)、現実に適用できるか二の次で作った「守れない法律」が我が国には多く、遵法意識を歪め、本法の活用もうまくいかないし、法律と現実社会をよく突き合わせるべきとするなどいくつかの提言は面白く、傾聴できる。
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