書籍情報


原価計算論

原価計算論 image 著者広本 敏郎
価格6300 円
ISBN9784502213557
出版社中央経済社
出版日1997年6月
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カスタマーレビュー (全 1 件 平均評価:)

グレイトです!!    評価:
 すばらしい完成度です。こんなに分厚いテキストを、こんなに真剣に読んだのは久しぶりでした。私事で恐縮ですが、司馬遼太郎の『竜馬が行く』を読破したときに似た感想です。 著者の広本先生はどうやら、図解の能力に優れている、と感じました。豊富に使っているわけではないし、地味なものばかり。しかし、きちんと解説を読んだ後に眺めれば、ピンッと頭の中が閃く。こうした直感的理解は重要で、言葉だけを暗記するよりも、ずっと効果的だと思います。ロビンソン・クルーソーに『何の問題もないというのに感じた霊感(インスピレーション)は、たとえ論理的な根拠がなくとも、それを馬鹿にしてはならない』といった文章があります。会計で解らないことが出てくると、このテキストの図が、ふと思い浮かんで、助け舟になりました。 ただひとつ。これはまったくの会計初心者には読めない代物です。初めの部分で原価計算の意義と発達の経緯が解説されます。その後、我々が一般的に費用とかコストとか考えているもの、その計算方法が、実は間違ったものが多いことを例示するのですが、会計や簿記の親しんでいないと、飲み込まれテしまう恐れがあるのです。 ただ、基礎だけでも理解しておくと、この部分が一番面白い。はじめは『ふーん、そうなの』『早く計算方法を教えろよ』とイライラです。でも読み進めてゆくうちに、この分野の深みとメカニカルな計算が楽しくなり、最後にそこを読み返せば自分の成長が味わえる、という具合です。税理士や会計士の合格者でも、工業簿記・原価計算は正解率が100%に近いらしく、とても面白い、というのが理由だそうです。 非常に高価ですが、多くの方々にお勧めします。実務家の方なら、本棚にしまっておいて損はないだろうな、と思います。

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