書籍情報


同じ釜の飯 ナショナル炊飯器は人口680万の香港でなぜ800万台売れたか

同じ釜の飯 ナショナル炊飯器は人口680万の香港でなぜ800万台売れたか image 著者中野 嘉子、王 向華
価格1470 円
ISBN9784582824445
出版社平凡社
出版日2005年1月
Amazon.co.jpで詳細を確認・購入

カスタマーレビュー (全 4 件 平均評価:)

文句無しに☆☆☆☆☆です!    評価:
意外と評価が低かったので投稿致します。文句無しに☆☆☆☆☆です。今も会長として現役で活躍中の蒙氏の半生記。TV番組にたとえると、いつみても波乱万丈、といったところでしょうか。中国ビジネスに興味をお持ちの方、ビジネスマンには是非読んでみられてはとお薦めします。決して損はしません。また学生の方にとっても、仕事についての考え方、生き方など学ぶべきことは多いと思います。中国に関する書籍は山ほどありますが、これは読み物としても面白い!つまづくことなく、一気に読めます。

香港の歩いてきた歴史も垣間見れます    評価:
当時、混乱する中国からボーダーを越えてやってきた人々が香港の団地やバラックに溢れ、公営団地の共同キッチンやトイレに列を作る。そんなガマンの時代に炊飯器は少し背伸びをすれば手が届く、豊かさのバロメーターとして、香港の人々から「これがほしい」と言われた日本製品のはしりとなったそうです。そして、ひとつずつ家電製品が増えることで、暮らしがモダンになり、中国人ではない“香港人”のアイデンティティが育ち、同時に香港人による大衆文化が生まれてくる・・・そんなくだりがとても心に残りました。

グローバル化とは“乗り込む”のではなく“委ねる”こと    評価:
メイド・イン・ジャパンのグローバル化といっても、ソニーのトランジスターラジオではなく、松下の炊飯器を扱っているのが、この本のミソである。 家電、AV商品の多くは欧米追従型で、そのマーケットも欧米が中心である。炊飯器は稀有な日本オリジナル家電であり、その輸出先も米食圏のアジア、アラブ、南米となる。既にマーケットが存在しているところに改良商品でシェアを奪取していくことも大変だろうが、オリジナル商品で未知のマーケットを開拓していくこともまた大変である。しかも、同じ米食圏とはいえ、イランならおこげ、中国ならおかゆ、ボリビアならチキンライスと、その食し方は大きく異なる。日本の炊飯器をそのまま持ち込んだからと言って売れる訳ではないのだ。 本書は松下の海外代理店を任された香港商人・蒙民偉にスポットを当てている。炊飯器をはじめとした松下製品が香港からアジアに広く普及していった、そのキーマンこそが蒙民偉なのだ。成功のカギは“郷に入っては郷にしたがえ”と言うこと、そして“対等なパートナーシップ”である。蒙民偉の現地感覚に全てを委ねたことで、炊飯器は香港のニーズに沿った細かい改良が加えられ、さらにはその的確な宣伝戦略で売り上げを大きく伸ばしていった。 グローバル化と言ったとき、“乗り込む”のか“委ねる”のか、そこが勝負の分かれ目なのかも知れない。

トランジスタラジオだけじゃなかった。    評価:
’60年代、松下が香港にはじめて進出したとき売った商品は炊飯器だった・・・・。個人商店として松下と正式な代理店契約もなく(!)松下製品を売りまくった中国人のはなし。炊飯器にはじまり洗濯機・テレビ・エアコンなど往時のチラシなどビジュアル豊富に振り返ります。二流品と見られていた日本製品がいかに香港・中国で信頼を勝ち得たか。実演・アフターサービス。松下版プロジェクトXです。サーズによるエアコン特需まで、香港・アジア近現代史読み物としてもよい出来だと思います。

関連書籍ピックアップ

発見!!ものづくり魂(スピリッツ) 松下電器を支える現場の底力

松下電器の未来形―くらし×技術力 (日経BPムック)

The Panasonic Way 松下電器「再生」の論理 (PRESIDENT BOOKS)

(情報提供:アマゾン)