書籍情報


失敗は予測できる (光文社新書 313)

失敗は予測できる (光文社新書 313) image 著者中尾 政之
価格735 円
ISBN9784334034146
出版社光文社
出版日2007年8月
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カスタマーレビュー (全 11 件 平均評価:)

失敗のかなりの部分は予測できる。    評価:
失敗のかなりの部分は予測できると思う。 リスク管理という言葉がはやりだが、肝は、失敗を予測する点にある。 本書は、具体的な事例を紹介しながら、一つづつ潰していくという安全工学の基本に立っていると思う。成功するための方法は、安全工学を見ればよいと思う。 失敗学は、安全工学のための材料を体系化するための学問だと思う。

類書の中ではイマイチ    評価:
失敗学の書籍は、最近多く出ているが、その中でもかなりまとまりの無い本だと思う。 工学的な内容が多い割には、専門的なところには踏み込んでおらず、新書なのに 一般人やビジネスマンが参考になりそうな説明は、ほとんどない。 もう少しわかりやすい解説を望む。

失敗は回避できる    評価:
まず著者は千以上の失敗例から「失敗百選」という本を著してからそれを 41の失敗シナリオに集約しました。つまり類型化できるわけです。 41の失敗シナリオの分類は本書の表一覧にまとめています。 そしてそれらを主に3つのシナリオに分類しました。 失敗の主な原因は3つ 1.人間的な原因(ヒューマンエラー) 2.エンジニア個人の設計能力不良 3.エンジニア個人が所属する組織の問題 これら3つの内、2.と3.が多い。 また1.もそれなりの比率をもっているので、これらを総合すると 注意する事でかなりの失敗を未然に防ぐ事ができるそうです。 どうしようもない未知の失敗はわずか4%に過ぎません。 そのための打開策として第三構成要素などを著者は挙げています。 実際読んでみて失敗事例の強烈な印象のある事件、例えば信楽高原鉄道の 列車衝突事故やコンコルドの着陸後炎上事故などを挙げて、 どんな理由でその事故が発生したかその原理を説明しています。 みなさんの良く知っている事故を取り上げているから、その原因について 強烈に記憶に残るでしょうし、思わず読み耽らずにはいられなくなるでしょう!

身近な事例が豊富    評価:
「歴史は繰り返す」とよくいわれるように「失敗も繰り返す」といえる。 他人の失敗を「他山の石」として生かしていくことが失敗学の原点だ。 本書では、過去の失敗から、将来起こりうる失敗を予測し、回避する方法 を提示している。 失敗の原因を探ると、いくつかの典型的なパターンに分類でき、ほとんどが 類似の原因を元にして起こっていることがわかる。 そして、その多くは予測できる。 失敗は、原因を突き詰めることにより回避でき、応用を効かせることにより 発展へとつながって行く。 明石の歩道橋事故、尼崎のJR脱線事故、エキスポランドのジェットコースタ ー事故、シンドラーエレベーターの事故など、身近な例をたくさん使ってい るので、話がわかりやすい。 また「事故が起こったら、さっさと責任者を代えたほうがいい。なぜなら、 事故直後は、責任者は気力を失い、組織のまとまりもなくなっているからだ」 というコメントは示唆に富む。 事故後のトップの失態により、世間の印象を悪くした例を私たちは多く見てい るからだ。 変化の大きい時代は、失敗も起こりやすい。 失敗を予測することが、ますます重要になっていくことを教えさせられる一冊だ。

難しいことを分かりやすく説明しています    評価:
→挑発的な題名ですが  中身は実直で、好感が持てます  ここ1〜2年の日本で起きた事件(失敗)が数多く載っており  興味を持って読み進めることができます →それぞれの解説を効果的に行うためのイラストが  単純かつ分かりやすい!  「難しいことを分かりやすく説明する」のが一番難しいと言われますが  その見本だと思います! →第3章が面白い!  少ないページ数ですが、多くの示唆が含まれています  「失敗」を多く調べ、評論するだけの本とは異なり  「成功」に続く「発想転換のヒント」を教えてくれています →企業で働いた後に、大学で研究した著者ならではの  バランス感覚の良い本でした

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