書籍情報
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著者 | 藤末 健三 |
| 価格 | 1890 円 | |
| ISBN | 9784822243876 | |
| 出版社 | 日経BP社 | |
| 出版日 | 2004年2月19日 | |
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カスタマーレビュー (全 3 件 平均評価:
)
・自社・他社の技術戦略を見る際の視点 評価:
経営戦略における機能戦略のうち、技術に焦点を当てた本です。
バリューチェーンやユーザー分析、技術革新の不連続性等、
技術戦略を考える際に必要なフレームや基礎がまとめられて
いて全体を俯瞰できます。
自社・他社の技術戦略を見る際の視点として使えるでしょう。
・成功体験を捨てる 評価:
読み始めていきなり目にはいったのは、「個々人の過去の成功体験が新しい発想を阻害している」という言葉だった。企業が、その成功体験を捨てるというのは、実は大変なことだ。過去の成功によっていまの企業の形がある。ある意味、今の自分を、今の会社を未来に向かって投げ出せ、といっているのにに等しい。では、投げ出した先にはなにがあるのか?投げ出す先になにがあるのかは、誰もわからない。私がいま「技術経営」についてキーワードで整然と解説している本書を読んで感じているのは、少しでも投げ出す先への感覚をみがいておくことが重要だということだ。そもそも、企業とは何か?企業は、本社屋ではない。企業は、工場の建物ではない。企業は、預金口座ではない。企業は、法人登記ではない。企業は、そこで働く個々人でもない。これら目に見えるすべてを足しあげた総和以上の力がそこにないのなら、個々人で勝手に商売をすればよい。総和以上の力を発揮しうる企業の魂ともいうべきものは、なにかを経営者は説明できなければならないと感じる。会社の使命、命というべき側面は、「コアコンピテンス」、「コアテクノロジー」、「ドメインデザイン」、「人材のコンピテンシー」などのキーワードにより表される。1+1を3にも4にも、100にもする力の根源は、ここにあるといってよい。私の感覚では、まずトップからはじまる行動があり、それにつながる多くの行動が、商品となる技術、技術となる商品を結実させる。そして、その商品が市場に出て、その商品独自の地位を築く。このサイクルがまわりだせば、人が育ってくる、企業風土ができてくる。もうひとつの側面から考えれば、市場から決まる側面だ。その企業の市場をどう定義するか、その企業の市場の領域をどう決めるか、という問題だ。これは、「SWOT分析」、「死の谷」、「規模の経済」、「範囲の経済性」、「事業ドメイン」といったキーワードへとつながっていくように感じる。自社の強み、弱み、機会、脅威を、市場で見る。市場に入っていくときが一番エネルギーがいる、先が見えない、お金ははいってこない、つらい。ここを乗り越えると、商品がちょうど売れるだけの大きさの市場が見えてくる、明確に市場を定義することができる。企業の営業マンに「あなたのお客様は誰?」と聞いたら、自信あふれる答えが返ってくる。ここで、再度会社の形に合わせて、次にどこへ向かって自分の成功体験を投げ出すかを、定義しなおさなければ、明日はない。個々の言葉の懇切丁寧な定義は、ぜひ本書を読んで欲しい。
・技術開発の俯瞰的戦略構築へのガイド 評価:
企業の中の技術開発は、売れる製品を作るという結果を求められている。理想的には、開発者自身がセールスマインドを持ち、広い視野から技術開発を見る視点を持つことが求められる。それは、技術開発のレベルが高まり技術専門家の比重が増す一方で、従来に無い製品を誰にどう売るのかという開発者の展望抜きには、事業としての形すら見いだせないということが起きるからである。本書では、技術経営について多くの見方が手短に紹介されているが、製品開発の実務の経験者には、ほぼ必要十分な情報であり、開発者自身が、社内外の広範な関係部門に働きかけていくのに、有益な道標を提供してくれる。
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