書籍情報


組織変革のビジョン (光文社新書)

組織変革のビジョン (光文社新書) image 著者金井壽宏
価格756 円
ISBN9784334032616
出版社光文社
出版日2004年8月18日
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カスタマーレビュー (全 9 件 平均評価:)

組織を変えることは人を変えることである    評価:
いい本だと思います。 会社を変えるのは人を変えることだ、というのがよくわかる。 とくに「始められない、という始まりの問題は、そもそも始まりの問題ではなく、終わらせていない、自分の中でケリをつけられていないという、終わりの問題である」という指摘はドキっとさせられました。 なかなか新しい恋愛が始められないのは、昔の恋愛を終わらせていないから。なかなか新しい会社になれないのは、昔の会社のイメージから離れられていないから、というのは納得。 加えて、変われない問題=終わらせられない問題は、学問的には経済学や社会学よりも、むしろ臨床心理学の領域であるとの指摘に、なるほどと思い、昨日臨床心理学の初歩みたいな本をガサっと買ってきてしまった。

忙しいから絵が描けないのではなく、描けないから忙しいのだ    評価:
組織改革の理論書です。 特になぜ改革が難しいのかという点に紙面がさかれています。 どんなポイントで改革がつまづくのかという理論も 紹介されています。 もっとも印象に残ったのは、終章の「組織変革のビジョン」です。 特に、「忙しいから絵が描けないのではなく、描けないから忙しいのだ」 という項は、はっとさせられました。 変革型リーダーシップというリーダー像も興味深かったです。

しみじみと思いました。    評価:
タイトルからすると一見、HOWTOモノ?と思えますが、 そうではありません。 さまざまな学説だったり、心理学からのアプローチだったりと、 多岐にわたっており、なおかつ、筆者の主張もわかりやすいです。 参考文献も読み漁ってみたくなるほど、 その内容がちりばめられています。 心に残ったのは、 最後まで実行するという部分です。 変革というと壮大すぎますが、 いちメンバーの立場でも、コレだ!と思ったが 上司や、部内で否定的なので、次第にトーンが下がってしまう 私には、エクスキューションが一番心に残りました。 とことん最後までやり切る! これに尽きるのかな。 リーダーでない人にでも、自分に置き換えて読むと 自分の成長に生かせると思いますので、オススメです。

あなたの組織は大丈夫?    評価:
この本は、「組織変革はこうすれば成功する」というような安易なハウツー本ではありません。組織変革に関わる経営学的な論説を紹介しながら、組織変革の必要性、組織変革の阻害要因、組織変革を実行しうるリーダーシップのあり方、組織変革を推進するビジョンなどについて議論を展開しています。結局のところ、ジョン・P・コッターのリーダーシップ論(「アジェンダ設定」「ネットワーク構築」「エクゼキューション(実行。やり遂げること)」)を支持しています。現在自分が属する組織のあり方に「?」を感じている方には、組織改革のあり方についての考え方の指針を与えてくれます。そう感じていない人にも、自分の組織について見直すきっかけを与えてくれます。何度も述べられていますが、結局のところ組織変革は、実行(エクゼキューション)が一番大事。不平不満を言っているだけでは、何も変わりません。読む価値あり。

博覧強記に圧倒されます    評価:
古今東西の文献引用や経済史、経営史、心理学など、広範囲にわたる博覧強記ぶりに圧倒されてしまいます。しかし、一見難しげなことが書かれていますが、落ち着いてよく読めば、できるだけ平易な言葉を選びつつ、組織の変化、変革のエッセンスと、個の変化、変革のエッセンス、さらに、組織と個人の変化変革の、碩学や実務家のエッセンスが上手に語られいることに驚きます。あとがきに「われわれは変わるために生きているのではないが、変わるときに生きていることをあらためて実感する」とあります。ここぞ、という変革のときに、「一皮むける」かどうか、が分かれ目なのかもしれません。参考文献一覧が充実で、さらに勉強するための道程も示されており、日常の煩雑さに埋もれてしまいそうなときにこそ、こういった理論武装、知識吸収の大切さを感じる、そんなよい本です。

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