書籍情報
![]() |
著者 | 飯田 泰之 |
| 価格 | 2100 円 | |
| ISBN | 9784478210482 | |
| 出版社 | ダイヤモンド社 | |
| 出版日 | 2003年12月11日 | |
| Amazon.co.jpで詳細を確認・購入 | ||
カスタマーレビュー (全 8 件 平均評価:
)
・経済学的な考え方を身につける本 評価:
まず本書は経済学的知識を得るための本ではなくて、経済的な考え方を
身につけるための本です。それ故まず経済的な考え方を知識よりも優先して
得たい方には必読書となることでしょう。この手の本は実は意外に少ない!
基本方針は
1.単純化して突き詰める
2.データによる確認
を最重要ポイントに置いています。
またマスコミにおけるいい加減な経済的記述の罠にかからない方法を伝授しています。
第一章はロジカルシンキングの手法を身につけていきます。(演繹、帰納法、
必要十分条件など)
第二章からいよいよ経済的思考を指南されます。
経済的知識は本書では得るものではないと書きましたが、ここから経済的思考と
同時に基本的な経済的知識も導入されています。
そしてそれは一般的な経済新書レベルはあります。
むしろ一般的に言われる「株価と金利は相反する方向へ動く」を数式を用いて
他の基本経済学書よりも解かりやすく書かれています。
そして需要曲線と供給曲線との関係から総余剰(消費者余剰と生産者余剰)は
需給両方の満足の和であるを説明したグラフは目から鱗の思いをしました。
私自身初心者向けの経済学書を数十冊読んできて、その解かりやすさと
経済的な思考を身につけることに置いて本書は群を抜いています。
・経済学を「きちんと」つまみぐいできる本 評価:
ミクロ経済とマクロ経済の入門的な内容をピックアップして「きちんと」説明した本.書名から想像するほどのインパクトはないが,この「きちんと」の部分が本書の真骨頂となっている.経済学は勉強したけど数学や論理は苦手という人にとっては本書の真っ当な論理立て・説明の仕方から得るものが大きいだろう.冗長な記述や論理の穴の極めて少ない説明がいかにわかりやすくて短く済むかを知ることができる(とくにマクロ経済の話題に関して).一方で,数学や論理は得意だけど経済を勉強したことはないという人にとっては本書の無駄や飛躍の極めて少ない説明は短時間で経済学の初歩の様々な題材を理解するのに大いに役立つだろう.
もう少し細かく見ると,1章の「ロジカルシンキング」は,当たり前過ぎると感じる人も多いだろうし「矛盾」「∀」「∃」の説明が抜けていたりはするものの,経済の本としては意欲的な内容だと思う.学問以前におさえておくべきことを読者に意識させる内容である.2章,3章,3章補論は経済学の様々な概念の行儀の良い説明.「簡潔で明解な説明とはこういうものさ」という感じ.4章と4章補論はマクロ経済の考えを説明しながら,それを用いて日本経済を分析する内容.この部分の話題はニュースで耳にすることがやたら多く,かつ,本書の1章で批判されている議論(戯れ言?)が目立つことは本書を手にとるような人にとっては周知の事実.同じ話題を非専門家向けに誤魔化しなく説明するとこのようになるというお手本といってもよいと思う.
・経済学に入っては「経済学のルール」に従え 評価:
経済学に馴染めない理由としてよく聞かれるのが「非現実的」「所詮は机上の空論だYO!」という声。そもそも経済学とは、複雑怪奇な現実世界の事象を「単純化して突き詰める」学問であるため、単純化したモデルを「現実と違う」と罵倒するのは、子供に向かって「オマエはなんて幼稚なんだ」と諭すくらい無意味なもの。そんな、経済学の世界と現実世界とのギャップを埋めるのに最適なのが本書。経済学における幾つかの前提条件や基本ルールの解説に特化した書籍はおそらく本書が初めて。いきなり経済学の基本書から入るよりも、本書をクッションにするとその後の理解が早まること必至。時間が無い向きは、せめて第1・2章および第3章補講だけでも目を通しておきたい。本書を読んだ後で、日経新聞の記事やテレビの似非エコノミストどもの戯言を笑い飛ばせるようになれば、まずは合格。速やかに経済学の入門書に移られたし。
・読みやすい経済学書No,1 評価:
まず構成がすっきりしている。経済学も論理的ルールに即しているのはいまさらいうまでもない。最近は、論理的にスジが通っていないことを現実感覚や政治的・社会的ファクターでごまかすやからが多い。なかには前人未到の事態を説明しているのだから、などといって、従来の経済学やあまつさえ論理的首尾一貫性やただ文章の意味が通っているかいないかさえも誤魔化す手合いが多い。 本当に大変なことは論理的首尾一貫性を現実とどう適応させるかであって、現実にあわせて論理破綻を容認することではない。この当たり前ともいえる人類の英知wをちゃんとした経済学の初歩そしてリフレ政策まで結びつけたことは大変評価できる。経済学入門者から経済学にトラウマを抱く人までおおいに進めたい。読みなさい!
・本来的な意味での経済学入門書 評価:
ロジカル・シンキングに関する著作はこれまでに幾冊も読んできたが、いずれも挙げられている事例が極度に単純化されたものばかりで、現実的な問題を考える際の手がかりにするには物足りなさを感じるばかりだった。その点において、本書は1990年代以降の日本経済という生の事例を、複雑かつ巨視的な形を保ったまま示すことで、現実からの乖離を感じさせないよう配慮しつつ、ロジカル・シンキングとは何かを修得できる構成となっている。 筆者のいう「経済学思考」を簡潔にまとめれば、ロジカル・シンキングにデータ実証と経済理論をマッチさせたもの、となるだろうか。経済学を専門として学んだことがないため、いわゆる経済書を読んでいるとどこに根拠の確実性を求め、どこまでをもっともらしい説として受けとめるべきか判断に困り、ストレスを感じることが多い。しかし本書に関していえば、前半における解説に基づくことを確認しながら後半で日本経済の分析を行う、というフレームが堅牢に構築されているため、胡散臭さを感じることなく読了することができた。理論的根拠を明らかにしているところが「予想屋」の描いてみせる煽り(安易な楽観論、あるいは悲観論)との質的な違いであろう。この点を高く評価したい。 終章の金融政策を重視する姿勢には少々疑問が残るが、なぜ自分がそのような疑問を持つのかについても、改めて認識を深める契機をもらったように思っている。著者の説に対する賛否を問わず、経済学に関する読者の思考を鍛えてくれる本来的な意味での入門書と呼んでいい一冊である。
関連書籍ピックアップ
・実学入門 経営がみえる会計―目指せ!キャッシュフロー経営 (実学入門)
・人事屋が書いた経理の本―MGから生まれた戦略会計マニュアル
・新版 あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編
(情報提供:アマゾン)