書籍情報


読書について 他二篇 (岩波文庫)

読書について 他二篇 (岩波文庫) image 著者ショウペンハウエル
価格525 円
ISBN9784003363225
出版社岩波書店
出版日1983年1月
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カスタマーレビュー (全 27 件 平均評価:)

読書好きを自認するなら一度読んで、身を引き締めたい。    評価:
読書の目的: 読書に対する姿勢や技術について、様々な視点を参考にしたいため  読後感、感想: 辛辣な文章とはこういう文章のことを言うのだと思った。ショウペンハウエルは、ドイツの箴言警句の大家だったらしい。 「著作と文体」は、途中を読み飛ばしてしまったが、「思索」と「読書について」は非常に考えさせられる内容だった。この本を読んだ後に、新刊を買う気にはなれない。。。 『読書は言ってみれば自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。・・・』といわれてしまうと、動揺が隠せない。自分の中で来ていた読書の波も、この1冊を最後に、しばらくの(多読)自粛期間に入ろうかと思いました。非常にパンチ力のある翻訳で、影響を受けました。 まあ、とはいいつつも、卓越した古人の古書については、読んでしかるべきだと。そう、ショウペンハウエルに背中を押されたような気がしたので、良書を慎重に探し、読み続けることにします。

批判的な文章ではあるが、鋭い問題提起    評価:
ショウペンハウエルの主張の一つに、 「思想家⇔学者」「思索⇔読書」「(古典の)精読⇔(新書の)多読・速読」 といった二項対立を置いて前者に優位を与えている、というものがある。 この主張はもっともではあるが、 一方で誤解を招きそうな一義的な書き方も気になる。 例えば「読書は思索の代用品にすぎない」など。 思索することの材料として読書(インプット)があり、 それを表現する(アウトプット)ということがあるとすると、 思索はその中間にある「咀嚼」のようなものだと思う。 そして思索は、絶えず情報・知識を取り込むような多読・速読では十全になされず、 そうした思索が十全になされていないで書かれた書物のことを 「悪書」といっているのではないだろうか。 古典を精読することの意義はそこにあると思う。 新書の多読・速読に比べて、精読することには読者が思索する余裕がある。 書かれた内容について吟味しながら、自身の思索を深め、読み進めることが出来る。 (何もしない、無為な時間を過ごすのが思索の基本であるという意見もあるかもしれないが) とすると、古典が精読に向いているということは確かにあるが、 読む本自体(古典/新書)よりも読み方(精読/多読・速読)を 問うことの方が本質的なのかもしれない。 もちろん、精読することが常に良く、多読・速読は悪いということでもないと思う。

雑誌を作ってる人に読んでもらいたいなあ    評価:
購入して読みました。 「自分自身で考え抜いたことが、ある書物に整然と書かれていて がっくりすることがあっても自分自身に根を下ろす」とか多くは 経験していませんが著者に断言してもらってスッキリしました。 確かに成功本などに書かれている内容は「参考になるようだ」 「これは良い方法そうだ」と感じてもなかなかピンと来ませんね (むしろ手にとってそう感じてもらうために書き散らした著者の 「創作」かもしれませんが。) しかし、著者が怒りで文章が散り散りですね。怒りで冷静ではない 文章では著者が一番伝えたい人には伝わりませんし。読みにくい。 もう少し皮肉ったユーモアや余裕が感じられると楽しめたと思います。 でも、電車の中吊り広告を見る限りバカを量産したいんだか?としか 思えない雑誌を編集している方々には是非読んで頂きたいですね。 そして、弱っている時についつい成功本を買ってしまう方にもお奨めです

がっかりの一言    評価:
才能がある人とか天才ならとかそういった前提が随所に目立ってシラけた。ソフィストを非難しながら、この著者が一番のソフィストに見えて仕方がなかった。確かに良い事も言っているのだけど、ただそれだけで、全体を通して見れば眉唾の書である。才能のある人に向けて書かれているけど、才能のある人は絶対にこんな本は読まない。僕は才能があまりないから読んでみてしまったけど、こんな本に感心するほどの馬鹿でもない。分かりやすいぶん視野の狭い本だった。これは一種の怒りの書であるが、その怒りの矛先もまたお粗末としか言えない。そんなものは放っておけばいい。怒りの矛先でその者の程度が分かる。文学はそんなにエラくはない。記号論や構造主義などの思想を通過してしまった現代では、あまり価値のある書とは言い難い。レビューの人気には唖然とした。

本は二度読む    評価:
悪書を避けろ。人生は短い。限られた時間を無駄に過ごすな。三文文筆家よ恥を知れ!多読は、思想を硬直化する。 素晴らしい警句ではないだろうか。この文章をみてまさにその通りと、膝を打つばかりである。改めて、本を読むことを考えさせられた。いい本です。

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