書籍情報
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著者 | 香西 秀信 |
| 価格 | 735 円 | |
| ISBN | 9784334033903 | |
| 出版社 | 光文社 | |
| 出版日 | 2007年2月16日 | |
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カスタマーレビュー (全 16 件 平均評価:
)
・論理的思考の急所 評価:
サブタイトルが「反論理的思考のすすめ」となっているが、情緒に任せての思考を推奨しているわけではない。論理的思考の急所を見極めろ、と言うことである。
いかに論理的であろうとしても、事実はいくらでも意見として機能し、中立的、客観的文章を書こうとも、その中には意見が含まれてしまうのである。それを踏まえておけば、相手のペースに乗らない議論を展開できるようになる。論理的であろうとするあまり相手の問いにバカ正直に答えていると、論理を悪用する人間をのさばらせ、こちらがバカを見る結果となったりするのである。
現実に存在する論理的思考の急所の例示は、とても参考になる。
・詭弁を見破る力を養うために 評価:
ものは言い様です.言葉の順序を変えるだけでその印象や意味するところはがらりと変わるというのは皆さんご経験があるでしょう.いわば言葉にしたものは全て詭弁と言えなくもありません.
本書では,詭弁のいろいろなパタンが整理して紹介されており,思わず乗せられてしまいそうな論法を勉強することによって,しっくり来ない議論を見破ることができるのではないでしょうか.
また,正しい根拠を並べすぎると,ひとつひとつの論理は正しくとも,主張の一貫性としておかしくなる場合があるというのは,議論の中でポイントがだんだんずれていくというような場合に起こりそうです.何気なく話をしていてもそのようなことが起こっているのだろうと反省させられます.詭弁を弄して議論に勝つにはそれなりに図太くなければなりませんが,知っていて損はないでしょう.
・詭弁とは何か 評価:
冒頭、論理学をまともに実践しようとすることは愚かなことということが示され、いかにもおもしろそうだが、内容は、当たり前のことであった。
良く例にでてくる、タバコを吸っている人がタバコを吸うなということが詭弁かどうかなどということは一般人には明らかなこと。これを読むと、いかに論理学が不急不要な学問?かがよくわかる。これらを駆使してディベート術に励むアメリカや古代ローマはあたら無駄なことに労力を費やすものだと思うが、実はこれらは本書にある以上に奥深いものであるのだろうか。
いずれにせよ、古来日本人に論理学の伝統はなく、これらの弁論術はあまり好きでも得手でもなかったようだ。
・像を撫でつつ、かく語りき 評価:
著者の棲む象牙の塔と、実社会との中間を足場に書かれたという印象。
知的レベルの高い人間が、暇つぶしに読むのに向く内容。
弁論の例示は範囲が狭く、応用に資することは酷か。
ビジネス書としての実用的読み方を望む読者には、阿刀田高の類似書を勧める。
・「空気読めない人」にいいかも。 評価:
著者の『反論の技術』という本が良かったので本書も思わず買ってみたが、前著がいわば「論理的な」反論の構造と意義について精緻に解説したものであったのに対し、本書では「結局、論理的な反論などは現実世界では役に立たないのよ」と、一転して論理による反駁の無力さをあげつらっているのに驚いた。前著が著者のタテマエで、今著はホンネなのだろうか。
確かに書いてあることはいちいちもっともだが、普通に世の中で生きていれば誰でもわかることで、目新しい内容はない。ただ、いわゆる「空気が読めない人」、つまり相手との力関係や無言の前提のようなものに鈍感で、いつも論理一辺倒で自己主張をしてしまうタイプの人には良い薬かもしれない。
ついでに言えば、活字や行間がやたら大きく、価格対分量の面で物足りない。また、使われている例えがどれも一般読者に身近なものを用いておらず、作者の専門領域や学界での個人的体験からばかりとられていて、何か作者個人の鬱憤晴らしにつきあわされているようで説得力がない。レトリックを専門とする作者にしては雑な仕事という感じは否めない。
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