書籍情報
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著者 | 長田 貴仁 |
| 価格 | 1000 円 | |
| ISBN | 9784833450171 | |
| 出版社 | プレジデント社 | |
| 出版日 | 2006年1月28日 | |
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カスタマーレビュー (全 2 件 平均評価:
)
・松下電器を題材にした企業戦略論 評価:
「企業モノ」には、関係者へのインタビューを綴った太鼓持ちのような浅薄な本が多いなかで、本書はなかなか骨がある。元ジャーナリストで神戸大助教授の筆者は、決してインタビューを疎かにしてはいないが、企業戦略論の立場から冷徹に松下電器を分析している。
中村邦夫前社長がAVC社長だった頃に2-3度お打合せの経験がある私は、氏が社長になったと知って松下電器のV字復活を予感した。本書に描かれた通りの人格者で、実行力のある方だった。本書を見ても氏は決して奇策を弄した訳ではなく、物静かに、しかし不退転の迫力を以て、やるべきことをキチンとやり遂げたのだと再確認した。その洞察力と実行力に改めて敬意を払う。その具体的な内容が本書に要領よくまとめられている。
本書は、松下電器に留まらず、トヨタやソニーなど他社との対比にかなりの頁数を割き、日本の企業文化に対する筆者の提案が随所にある。松下電器を題材とした企業戦略論の本だと思う所以である。
・オープンかクローズか 評価:
PCを例に挙げるまでもなくオープン化の流れはソフトのみならずハードにまで拡大してきたが、この数年でその流れは減速しつつある。
PDPなどのハイエンド商品では技術を徹底してクローズしすべてのキーデバイスを自社で押さえるという垂直統合型の戦略で松下は世界に挑んでいる。松下と並びFPD市場で主導権を握る日本企業のシャープも垂直統合を指向する。逆にFPD市場で日本企業と火花を散らす韓国のサムスン電子,LGは水平分業を指向しているように思われる。
技術がコモディティ化すればその分野では垂直統合に勝ち目はない。DRAMのように水平分業型の企業に市場を食いつぶされるだけである。独自技術を使用したハイエンド商品を投入し続けられるかどうかが松下電器の浮沈の鍵を握る。
関連書籍ピックアップ
・なぜ松下は変われたか―「中村革命」のすべて (祥伝社黄金文庫)
・松下電器の経営改革 (一橋大学日本企業研究センター研究叢書 2)
・中村邦夫―「幸之助神話」を壊した男 (日経ビジネス人文庫)
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